製造中システムの不具合やバグ管理の仕事をしていると、数多くのバグ管理ツールを使ったり試したりするチャンスに出会う。しかしどのツールも一長一短というか、痒いところに手が届かないというか、とにかく悲しいことに決定版、と呼べるバグ管理ツールに出会ったことが無い。困った。コマリングドーベルマンだ。今後、このサイトを通して、新時代に通用するバグ管理ツールを作っていきたい。まずは現状分析。
バグ管理者から見たツールの問題点
・バグ管理項目のツール上での設定が大変
製造するシステム・製品の特徴や、企業の品質保証基準、あるいは人的リソース等、様々な理由によって、データベース上で管理したい(管理できる)情報は多岐に及ぶ。また、同じような理由で、バグの「発見→修正→確認」のワークフローも千差万別であるのが現状である。つまり、バグ管理パッケージ導入時には、多かれ少なかれツールのデフォルト項目をカスタマイズする作業が入る。このフィット&ギャップ結果をツールの制約を考慮しながら反映させる作業が意外と面倒くさい。
また、バグ管理ツールもひとつの「システム」である以上、実際に使用していく中でどのような情報を管理するか、という「ユーザーの要求」は日々変更される。そのたびにツールの設定を変え、データベースの項目を変更していくことはツールの安定度・動作レスポンスの悪化を招く可能性が高い。
・バグ状況の把握が大変
バグを管理する目的のひとつに、バグの検出状況を分析してシステム全体の問題点を予測することがあるが、バグの発生状況、修正状況がどうなっているのか、「本当に知りたい情報」がグラフなどで感覚的にわかる仕組みが用意されているツールは多くない。なぜなら上で述べたように、本格運用されているバグ管理ツールはデフォルトとはかなり異なった項目でデータ収集されているため、ツールの分析機能が役に立たない場合があるからである。
結論
・ツールのメンテナンスをできるだけ無くしたい
・バグ分析を簡単に行いたい
おまけ
バグ管理の概念が一番わかりやすく説明されている書籍はこれだと思う。
そしてこの話題、次回以降に続きます。
・エクセルでのバグ管理はなぜ駄目なのか[[2006-02-27-1]]
・バグ管理ツールの問題に対する一つの回答
・新ツールの画面イメージ
・各機能の説明